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テレワークが増えたことが影響か?!
複数の電源プラグが差し込めるテーブルタップやコードを延長して電源を供給するコードリールなど、配線器具の発火が多発していて注意が呼び掛けられました。
配線器具の火災事故は2019年~2023年の5年間で126件あり、このうち使い方などが要因とみられる事故は50件でした。(NITE=製品評価技術基盤機構調べ)
コードリール(電工ドラム)の使用上の注意
電気工事はもちろん、イベントや展示会などでコードリールを利用されることがあると思いますが、注意しないと火災の危険があります。
コードリールの電線は中筒ドラム状に何層にも巻かれており、電流が流れることにより抵抗熱が発生します。特に巻いたまま多くの電流を使用しますと電線が溶解、発火する危険があります。
コードを全部引き出して使うと放熱がじゃまされないので発熱を抑えることができます。
★一般的にコードリールは引き出して使えば15A(アンペア)の容量がありますが、巻いたまま使えばその容量は1/3まで減ります。
コードリールを引き出さずに、丸ノコや高速カッターなどを使用すると容量不足で過熱し、火災の危険があります。
面倒でもコードリールは全部引き出して使いましょう。
高輪消防署資料より
コードリールの火災事故で最も多いのが
◎ケーブルを全部引き出さずに定格範囲を超す使用量で作業した結果、ケーブル火災が発生して停電になった事故です。
その他
◎屋内専用の電工ドラムを雨天時、屋外作業で使用したことによる漏電・感電事故や延長配線の不適切経路による引っ掛け転倒傷害事故です。(自分一人だけの作業ではないので注意が必要です。)
トラッキングによる火災に注意を!!
ほこりや湿気の付着による「トラッキング現象」と呼ばれる異常な発火が起こることがあります。
★定期的に差し込みプラグを抜いて清掃してください。
★トラッキング防止対策が施されたプラグを使用してください。
久しぶりに使うコンセントやテーブルタップは、点検・清掃してから使用しましょう。
正しい使い方で、火災を予防しましょう。