オフィスセキュリティ

Offece Security

泥棒が狙うのは、現金や金目の
モノばかりではありません

侵入強盗発生場所別認知件数(令和3年度)

一戸建て住宅
36.4%
マンション等
13.0%
一般事務所
7.9%
商店
6.5%
生活環境営業
7.3%
神社仏閣
4.5%
その他
24.7%
出典:警視庁統計資料

経営者の方に防犯について尋ねると、よく言われるのが「現金や金目のモノは置いていないから大丈夫」とお聞きします。

まず、上記の様にお考えの経営者の方の認識を変えていただくことが必要となります。
実際、侵入窃盗の約8%が事務所が対象となっています。

なぜ大金や貴金属など金目のモノがないのに事務所が狙われるのでしょうか?

  • テナントビルなどの場合、人の出入りが比較的に自由なため、スーツを着ていれば怪しまれなく入ることができる。
  • 一度テナントビルの中に入ると、複数の事務所を一度に狙うことができる。(特に夜間は無人となり、日曜日や祝日は日中でも人通りが少ないため、少々物音を立てても見つかりにくい)
  • 大金はなくとも、パソコン・ノートパソコンがあり、中古市場やネットオークションで換金できる。
  • パソコン内の個人情報などデータを販売することもできる。
  • 従業員が退職しても鍵を交換していない

といったように、盗まれるのは現金や金目のものばかりではありません。
また、テナントビルは多くの方の出入りが多いため、侵入しやすいやすいのです。

侵入口と手口

一般事務所における侵入手段(平成27年度)

ガラス破り
39.5%
無施錠
24.8%
鍵破り
9.5%
合鍵
6.8%
その他
19.4%
出典:警視庁統計資料

一般事務所における侵入口(平成27年度)

31.5%
表出入口
42.5%
その他出入口
17.6%
非常口
1.0%
その他
7.4%
出典:警視庁統計資料

ガラスに対する強化が
最も大事!

一番は「窓からのガラス破り」続いて「表出入口のガラス破り」。
事務所にはまずガラスの対策は最も重要です。

オフィスで盗まれる物
TOP3

現金
金庫
OA機器

現金、金庫、OA機器が上位3位です。
大金は置いてないから大丈夫と思っている方が多いと思いますが、実は「ノートパソコン」は小さくて換金性が高いため空き巣に狙われやすいのです。
これは、単に物が盗まれた被害だけに留まりません。その中にあった売り上げデータや見積書、提案書などが紛失したことになり、被害は金額に書き換えられないほど大きなものになってしまします。

実際にあった被害例

  • 合鍵かピッキングで忍び込み、備え付け金庫をバールでこじ開け、会社の運転資金を盗難。
  • 勤務先のパソコンから顧客データを盗み、医療機器輸入販売会社を恐喝。
  • 事務所に忍び込み、海外に深夜から朝まで電話やインターネットを利用。後日電話の請求書が来て初めて被害が発覚。
  • 証券会社から顧客リストを盗み『世間に知れれば困るだろう。』と買い取りを求められたり、利益供与を持ちかけられる。
  • リストラされた腹いせに、元社員が事務所に侵入し、データ消去や、備品等を破損させ、事務所に放火。
  • 侵入した結果、盗るものが無かった腹いせに事務所内を荒らし、最終的に放火。

モリタカとしての提案

セキュリティハウスでは、犯罪の発生そのものを予防することが防犯の基本と考えています。「犯罪者に狙わせない」ためには、セキュリティの高さをアピールして、泥棒にとって「侵入しにくい」場所であることを示すことが重要です。

ビルの出入り口

事務所出入り口扉に電気錠と入退室管理システムを設置し「簡単に入らせない」ことを知らせることにより抑止力を高めます。
事務所の出入り口や非常階段、エレベータホールなどに監視カメラを設置する。

扉、窓からの侵入を防ぐ

泥棒は窓を狙います。防犯ガラスや防犯格子で、窓周りの防犯を強化する。
侵入検知センサーを設置し、夜間・休日への侵入を検知し管理人などに自動通報する。 金庫

金庫

金庫は、手提げ金庫や防火金庫ではなく、盗難・破壊に強い『防盗金庫』にする。

個人情報

パソコンは、パスワードをかけ、誰でも開けない状態にしておく。
無くなって困るデータはバックアップをとっておく。
物理的に持ち出されないようにロックワイヤーを掛ける。