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泥棒の事務所狙いは、「金庫」と「パソコン」です。
『会社には現金などの盗まれるものは置いていないから大丈夫』と思われがちですが、泥棒が狙うのは金目のものだけではありません。
パソコンには顧客データなどの沢山の重要なデータが入っています。そして事務所の金庫の中にも、現金だけではなく、重要書類がたくさん入っています。パソコンや情報を狙い売買しているのです。
更に「重い金庫を盗むことはないだろう」という思い込みも禁物です。
100キロのスチール製金庫を2人で運び出し、バールでこじ開けたという事件もありました。
一般的な事務所に置いてある多くの金庫は、防火金庫(耐火金庫)で防犯性にはあまり優れていません。簡単にバールでこじ開けられるのです。
複数犯で計画的、そして短時間で持ち去ります。
事務所(テナントビル)にもスーツや作業着を着て入ってしまえば怪しまれません。堂々と出入りできる「侵入しやすさ」があります。
更に
《金庫に鍵がかかっていない》《金庫の鍵が誰でも知れる状態であった》《鍵の保管場所を知っていた》
などが被害の背景にあります。
金庫を持ちさられないようにする対策としては・・・
◎防盗金庫は、必ずコンクリート床などにしっかりボルトで止め、簡単に持ち出しできないようにする。
◎シリンダーキーとダイヤル錠の2重ロックにする。
◎暗証番号を時々変更する。
◎持ち去られないような設置位置にする。
扉以外はすべてキャビネットなどの棚で囲み、持ち去られないように(手を隙間に入れ盗み出す作業ができないように)金庫を設置する。
進化した最新の金庫
◎静脈式金庫 指の静脈紋様をスキャンし本人確認を行う。他人のなりすましを防ぐ。
◎タイムロック式金庫 あらかじめ設定した解錠可能時間以外は、管理者・登録者問わず一切扉を開けられなくなる。
◎警報ブザー付き金庫 スイッチをオンにした状態で持ち上げるとブザーが鳴る。
他にも顔認証で開ける金庫など様々な金庫があります。
侵入させないオフィスの防犯対策とは
侵入されやすいポイントを絞り込み、フェンスや塀、出入り口に赤外線センサーと防犯カメラ、警報ベル、フラッシュライトを設置します。
センサーが侵入者を検知すると大音量の警報ベル、サイレン、フラッシュライトで威嚇して、それ以上の侵入を阻止します。同時に管理者の携帯電話、および最大10ヵ所の連絡先に異常発生をメールと音声で自動通知します。
泥棒が逃げてしまってからでは遅いのです。
警備員が駆けつけた時には既に遅いのです。
侵入させない防犯が一番重要です。
この事務所は「侵入しにくい」と思わせることが重要です。
侵入防止4原則を守って泥棒の嫌がる環境を作ってください。
そして会社の大切な財産を守るようにしてください。