『おれおれ詐欺』はどうして無くならないのですか？

広島県内の昨年１年間の特殊被害額は２億４，１０５万円ですが、今年の１月～３月（３ヶ月）で、なんと１億１，２０５万円の被害があった事が分かりました。

詐欺グループの狙いが都市部から地方へ来ることは予測していました。それは都市部の金融機関などの警戒が強まったことを意味しています。比較的まだ警戒が薄い地方へとターゲットを絞っていることが分かります。

ニュースや情報番組などで再三注意喚起がおこなわれているのに何故おれおれ詐欺が無くならないのか・・

それは、

◎私たちが考えている以上に高度に組織化されている＝完全なる（徹底した）分業体制

◎高精度な詳細な名簿（名前・家族構成・貯蓄額）

◎摘発を逃れる為、進化し続けている

なぜ振り込め詐欺の電話を信じてしまうのか・・

★　不安や恐怖を感じてしまうと、そこから「逃避したい、早く安心したい」という思いから言いなりになって、お金を振り込んだり渡してしまう。

★「自分は大丈夫」という漠然とした自信は無防備な状態を作り出し、いざ電話が掛かってくると詐欺師の言葉に騙されてしまう。

★自分は悪いことはしないから他者も悪いことはしないと考える

広島県内、１月～３月に被害に遭った人の共通点

　被害者は全て６５歳以上

　固定電話へ掛かってくる

　複数回電話が掛かる

　グループで騙してくる（息子役　警察官役　友人役など）

躊躇したり考えたりする余裕を与えないほどの連携プレーで騙してきますので、固定電話には常に留守番電話を設定しておき、知り合いであればメッセージを入れてもらい後からかけ直すなど対策をしましょう。

携帯電話であれば、知らない番号からの電話は取らない。メールで有料サイトの利用料金請求などの架空請求は、基本無視してください。決して返信メールや電話をしてはいけません。

『自分は騙されやすい』と思って色々な詐欺情報をチェックしておいてください。それが被害に遭わない為の第一歩です。

家族や知り合いに相談しにくい時は

消費者ホットラインへ相談してください。『１８８』イヤヤと覚えてください。

身近な相談窓口です。