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中小企業を狙った「求人サイト」トラブルと「融資保証金」詐欺

 

詐欺や悪質商法のターゲットにされているのは、個人だけではなく、中小企業も狙われる存在です。

 

無料と持ち掛け、有料に切り替え?!

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無料掲載をうたう求人サイトに広告を依頼し、高額な代金を請求されるトラブルが広島県内で増加しています。

 

 求人広告サイト 悪質商法の流れ

①業者から「求人サイトに無料掲載しませんか」という営業電話

       ↓

➁無料掲載するためには、申込書を記載してもらう必要があると迫られ、申込書を提出する

       ↓

③申込書には、無料期間終了前に解約の申し入れをしなければ自動更新となり、掲載料金を請求できるという記載がある

       ↓

④突然、契約の自動更新を理由に、多額の掲載料金が記載された請求書が送付されてくる

 

  トラブルに巻き込まれないために

★無料の求人広告の勧誘があった場合には、本当に無料であるかを疑ってみる

★書面を提出する際には、書面の内容を確認する

書面の内容がよく分からない場合には、書面を提出しない、あるいは弁護士等に相談して内容を確認する

★掲載料金の請求を受け、その請求が不当だと感じる場合には、安易に業者へ支払わない

★業者からの督促等がなされて困る場合には、最寄りの警察署や弁護士等に相談する

 

トラブルに巻き込まれた場合には、安易に業者の請求に応じないことが重要です。

 

 『融資保証金詐欺』

災害に便乗し、弱みに付け込んだ悪徳商法が目立ちます。

融資保証金詐欺① - コピー

「災害の影響で売上が減少する恐れのある中小企業に融資します」

「多重債務を一本化」

「低金利での融資のご案内」

資金繰りに窮した個人事業者や中小企業に対して、融資する意思がないにもかかわらずハガキやダイレクトメール、FAXなどを送り付け、保証金や手数料を名目として金銭を騙し取る詐欺行為です。

広島市内であった事例

100万円の融資を申し込んだところ、「返済できるかどうか、信用確認のため保証金を払ってください。融資が決定したら保証金は返金します。」と指示され、保証金名目の18万円を騙し取られた。

 

銀行や大手企業、国や地方公共団体等のグループ会社などを偽装したり、県などの登録業者であると虚偽の表示をしているなど巧妙な偽装を行っているケースもあります。

 

《被害に遭わないためには》

取引関係がない企業などから突然送付されてくるダイレクトメール、FAX等には注意してください。

「低金利」「高額」「100%」「即時」など極端に有利な条件が記載されている広告には要注意です。

融資する前に「保証料」「手数料」などの名目でお金を振り込ませようとする手口には注意してください。

正規の業者は融資前に金銭を要求しません。

 

保証金などを要求された場合には、すぐに送金や振り込みをせず、警察署に相談してください。