Crime prevention Q&A
大型連休と防犯対策
お正月やお盆、ゴールデンウィークなどの長期休暇は空き巣被害に要注意です。
住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数は減少傾向にあるものの、平成29年中は約3万7千件もの発生がありました。一日あたり約101件の住宅に対する侵入窃盗が発生しており、未だに多くの住宅が被害に遭っています。
『我が家だけは大丈夫』という意識を見直しましょう。
侵入者は、常に「最も簡単に侵入できる方法」を考え、手口を研究しています。
侵入者の手口が分かれば、対策も講じられるというものです。
侵入手段で1番多いのは一戸建て住宅、共同住宅ともに「無締り」第2位は「ガラス破り」です。
どんなに強固な防犯対策をとっても『無締り』では意味がありません。日頃から施錠する習慣を身に付けましょう。
侵入口は一般住宅、共同住宅ともに「窓」と「表出入口」からの侵入が非常に多い傾向となっています。
住宅の開口部の防犯性を高めましょう。
泥棒の心理
泥棒が嫌うものは「目」「音」「光」「時間」 です。
3月に東京都杉並区で保育士が殺害された事件ではアパートのベランダの掃き出し窓からの侵入手口でした。
泥棒の侵入経路である窓からの防犯性を高めるためには対策が必要です。
防犯フィルムは泥棒の侵入経路第1位である窓の防犯性を高めます。(窓が割られにくい)
防犯ガラス(1m×1m=2万円)を購入するよりは安価で防犯対策ができます。
↑ 防犯フィルム「セキュアグリップ」
↑ 補助錠「るすばん君」
補助錠は開けようとするとアラームが鳴るものや、一定以上は決して開かないものなど防犯性に優れた物を選んでください。
↑ 防犯意識が高い事を示す「センサーライト」も有効。
侵入者は、下見を行うケースが多いといわれます。
そのチェック項目は
1、留守かどうか
2、侵入しやすい家かどうか
3、逃げやすいかどうか
大型連休で長期家を留守にする場合は、
★新聞は止めておく
★留守番電話に「留守にしています」というメッセージは残さず携帯電話に転送する
★タイマーなどを利用して室内の照明を自動点灯できるようにする
★現金、クレジットカード、キャッシュカードなどを置いて外出しない、残しておく場合はまとめない
留守であることを不審者に知らせないことがポイントです。
大型連休だけではなく、不審者を家に侵入させない、侵入しにくい、狙われにくい家を日頃から目指しましょう。