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意外と知らないコードリール(電工ドラム)の使用方法

電気工事はもちろん、イベントや展示会などでコードリールを利用されることがあると思いますが、注意しないと火災の危険があります。

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コードリールの電線は中筒ドラム状に何層にも巻かれており、電流が流れることにより抵抗熱が発生します。特に巻いたまま多くの電流を使用しますと電線が溶解、発火する危険があります。

コードを全部引き出して使うと放熱がじゃまされないので発熱を抑えることができます。

★一般的にコードリールは引き出して使えば15A(アンペア)の容量がありますが、巻いたまま使えばその容量は1/3まで減ります。

コードリールを引き出さずに、丸ノコや高速カッターなどを使用すると容量不足で過熱し、火災の危険があります。

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面倒でもコードリールは全部引き出して使いましょう。

コードリール火災2

 ↑ 高輪消防署資料より

 

コードリールの火災事故で最も多いのが

 ケーブルを全部引き出さずに定格範囲を超す使用量で作業した結果、ケーブル火災が発生して停電になった事故です。

その他、

 屋内専用の電工ドラムを雨天時、屋外作業で使用したことによる漏電・感電事故や延長配線の不適切経路による引っ掛け転倒傷害事故です。(自分一人だけの作業ではないので注意が必要です)

 

         正しい使い方で、火災を予防しましょう。