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名義貸しトラブルの解決金? 300万円だまし取られる

 

広島県警によりますと、今年8月末時点での特殊詐欺被害額は、5年ぶりに5億円を超えており、被害者の7割以上が65歳以上の高齢者だということです。

R4.9.24(土)中国新聞「私書箱(偽造免許)」

 

老人ホーム入所権の名義貸しトラブルの解決名目で広島県呉市の80代女性が現金300万円をだまし取られた特殊詐欺事件で、現金の送り先となった東京都の私設私書箱の運営業者が詐欺グループに対し、偽造した運転免許証を使って私書箱を開設するよう指南したとみられることが、広島県警への取材で分かった。

私設私書箱は、被害者に姿を見せず一度に多額の現金を受け取れるとして、特殊詐欺に悪用されるケースが目立つ。県警は、一部の悪質業者が詐欺グループの摘発逃れに加担し、一体となって犯行に及ぶ構図があるとみている。

同様の手口での被害は全国で数億円規模にのぼるとみられ、警察は男がこれらの事件で現金送付先として使われる私書箱開設の指南役だったとみて調べをすすめている。

【名義貸しトラブルの手口とは・・】

詐欺グループ 犯人A

 『市内の老人ホームに入居する権利が当選しました。入居されませんか?』

被害者

 『結構です。いりません。』と断ると・・

詐欺グループ 犯人A

 『それでは、人助けと思って必要とされる方にあなたの権利(名義)を貸してもらえませんか?絶対に  迷惑をかけませんから・・・』

被害者

 『それぐらいなら良いですよ。』と快諾

 後日

詐欺グループ 犯人B

 『弁護士の○○です。名義を貸しましたね。名義貸しは犯罪ですよ。逮捕されますよ。これからあなたの捜査が始まります。家族にも迷惑がかかりますよ。』

被害者

 『断っただけなのに・・・』

詐欺グループ 犯人B

 『逮捕されないようにこちらで処理します。解決金として300万円支払ってください。宅配便で○○まで現金を送ってください。これは大変な事なので、誰にも相談してはいけませんよ。』

被害者

 『逮捕されるかもしれない・・・早く支払わなければ・・』

 

『逮捕』 民事訴訟』 を免れるためと脅されて、繰り返しお金を要求されます。

家族に迷惑は掛けられないという思いから、誰にも相談しない傾向にあります。

普段から家族とよくコミュニケーションを取って詐欺を未然に防ぎましょう。

 

電話対策

非通知着信は拒否する

いつも留守番電話しておく

防犯機能付き電話にする

 

自分自身や家族を守るためにも、最新の詐欺情報の手口を常に知っておいてください。

家族の方に、『どうしても、誰にも相談できない・・と思ったら188(イヤヤ)に電話すること!』『恐怖を感じたら警察へ電話すること!』を必ずお伝えください。